さて、今日は特別な副星『四化星』の続き。
中でも強力な作用を持つ「化禄と化忌」について
書いてみたいと思います。
生まれた年の「十干(じゅっかん)」から割り出す副星、
それが「四化星(しかせい)」です。
その中でも、吉凶に対して圧倒的な影響力をもつのが、
化禄(かろく)
化忌(かき)
の2つ。
とりあえずは、
化禄=大吉
化忌=大凶
と思ってください。
具体的にいうと、
化禄は、一緒に入る星の長所を高め、短所を抑えてくれる。
化忌は、短所を強め、長所を押さえ込んでしまう。
といった作用があります。
しかも、その影響力は、
付く星だけでなく「宮」全体に及びます。
吉星がたくさん入っていても、
「化忌」ひとつで台無しになってしまう。
逆に、凶星が入っていても「化禄」が入ると持ち直す。
つまり、吉凶を逆転させてしまう影響力を持つわけです。
命盤全体として見れば、
その人の「得意分野」と「不得意分野」とも言えるでしょう。
化禄が入る『宮』が長所。
化忌が入る『宮』が短所
になります。
自分のことは意外と分かっているようで、
分かっていないもの。
むしろ不得意分野に執着してしまう人も少なくありません。
不得意だから上手くいかない。
にもかかわらず、チャレンジして同じ過ちを繰り返す。
例えば、恋愛・結婚運が判断できる
「夫妻宮(ふさいきゅう)」に『化忌』が入るひと。
こういう人は、自分の好みのタイプとつきあうと、
上手くいかない傾向があります。
かといって「恋愛や結婚をするな」といっているわけではありません。
「理想を求めすぎる傾向があるから、いろんな人と交際してみるべし」
という意味なんです。
つまり凶星とはいえ「化忌」は、
ウィークポイントを指摘してくれる星。
で、より楽に生きるための対策を教えてくれるわけです。
それに対して「化禄」は、自分の長所を教えてくれる星。
たしかに「化禄」は大吉星です。
でも、短所に比べると自覚しにくい傾向がある。
ちなみに他人の場合もそうです。
欠点はいくつもいえるけど、
「いいところ」ってなかなか言えないですよね。
だから大吉だといわれても、ピンとこない。
まして、恵まれていると思いにくいわけです。
でも、じつは「化禄」があらわす得意分野こそ、
最大の武器であり、
楽に願望をかなえるためのヒントなんです。
弱点を見極め、長所をのばす。
こういうと、ありきたりで漠然としたアドバイスに聞こえます。
しかし、化禄と化忌の付く分野(宮)を認識することで、
正確に把握し、確実に実行できるわけです。
吉凶を見分ける、もっとも影響力を持つ副星。
しかも、開運への道を最も分かりやすく明示してくれる星。
それが「化禄」と「化忌」というわけです。
中島多加仁
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